第1回農業農村情報研究部会勉強会議事要旨(案)
日時: 9月6日(月)16:00-18:30 会場: 北大農学部の講義室(S12)
参加者: 石田憲治(農工研)・石山 斉(パスコ)・伊藤良栄(三重大)・内田一徳(神戸大)・大橋巧(水土里ネット)・佐藤洋平(日大)・雫石雅美(パスコ)・丹治肇(農工研)・中西憲雄(農工研)・橋本禅(東大)・松尾芳雄(愛媛大)・溝口勝(東大)・矢沢正士(北大)・鄭会勲(北大)
1.開会
溝口副会長から第一回勉強会の主旨説明があった。
2.農業農村情報部会への期待(話題提供:各10分程度)
(1) 学会講演にみる農業土木学会の”情報”分析 溝口勝 (東京大学)
・1996年以降の農業土木学会全国大会における“情報“関連の講演発表の概要リストに基づいて、農業土 木分野における”情報“に関する研究開発の分析が説明された。また、対象と手法のマトリックス表によ る農業土木分野の現状評価が示された。
(2) アジア環太平洋農業情報ネットワークの現状 伊藤良栄(三重大学)
・タイで開催されたAFITA(Asian Federation of Information Technology in Agriculture)会合の様子とアジ アにおける農業分野ITの現状についての報告があった。農業土木分野として積極的に情報を活用すること の必要性が議論された。また、関連事項として、丹治氏から本部会と農業情報学会との連携についての提 案があったが、当面は本部会は独自に活動すべきとの意見があった。
(3) 全国水土里ネットの取り組み 大橋巧 (水土里ネット事務局)
・全国土地改良事業団体連合(水土里ネット)における情報発信の現状が報告された。紙媒体のコンテン ツを主として水土里ネット会員向けに発信するだけではもったいないのでこれらを電子化して小中学生や 一般向けに公開すべき、との意見が出されたが、定款上現時点では難しいとの説明があった。
(4) 農村計画分野における情報のキーワード 松尾芳雄(愛媛大学)
・農業生産・農村生活・農村振興・地域変容・災害対策面の観点から、農村計画分野と農村振興局面での 情報利活用について説明があり、知恵袋(優良事例・現場的な工夫・手法等)の共有化を図ることの必要 性が指摘された。
以上