農業農村地域における情報利活用の未来図W(評価)

(2024.3.1)  参加者:約25名

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参加した理由または期待(事前)

  1. 発表者です.よろしくお願いいたします.

  2. 発表者です。(発表2,発表3)

  3. 他大の学生と学業面で関わったことがないため、どのような取り組みをしているのか気になる。

  4. 未来図Uから参加しているが、学生が自分らしく頑張る姿を見れて面白いと思ったから。

  5. IoTで農村地域を活性化する方法について考えたいと考えたから。

  6. 自らのテーマに応用できるアイデア・手法を学ぶ

  7. 未来の農業農村のイメージや未来図を考えるにあたり若い人たちの想いやアイデアなどを知りたいです。

  8. 溝口先生のXの投稿をみて

  9. 未来図アイデアに刺激を受けたいので、参加させて頂きたいと思いました。

  10. あまり聞けませんでしたが急きょ時間が空いた時に少しログインしました。

  11. 継続して活動されてきたプロジェクトがどのように発展したか見ることができることを期待しております。

  12. 現在取り組んでいるプロジェクトが技術的な課題に直面しているため、他大学との共同も視野に入れつつ、技術開発の可能性について検討するため参加しました。

  13. 以前から本勉強会に参加していた同級生から話を聞き、自分の研究するテーマについて技術面からの問題解決や展開を考えてみたいと思い参加しました。

参加した感想(事後)

  1. ほぼ何も知らない状態からの参加だったので、農業と情報の利活用について視野が大きく広がりました!

  2. 情報の活用により農村地域の様々な問題の解決につながることが分かりました。自分はそもそも農村地域の実情が良くわかっていないと思っています。実際に伺ってみることで、解決できる問題が見つかるかもしれないと期待を持てました。しかし同時に、やはり導入のコストがネックになると感じました。お話にありましたように、開発したシステムが他の問題や分野でも活用できると面白いし、コストの削減にもつながると感じます。

  3. 学生の皆さんが自分の手を動かして、スクラッチからプロトタイプを作り、プロジェクトを進めようとしていることを発表から感じ、こういった企画が大変有意義なものであると感じました。

  4. 面白い発表がたくさん聞けました.

  5. 同じ地域をフィールドにしていたり、同じようなゴールを目指していたり、自分の研究に生きてくる内容の学びがありました。

  6. 良いものをつくりたい、地域の課題を解決したい、と思うことが先ずは大切なんだと再認識できました。

  7. とても有意義な時間を過ごせました。自身が取り組んでいるプロジェクトの技術的な課題については、まずは現在のチーム内でプロトタイピングを実施し、より専門的な技術が必要になったタイミングで、今回の発表会で交流が生まれた他大学の方々と技術的な協働をはかれれば嬉しいと考えています。引き続きよろしくお願いします!

  8. ほとんど初学者として取り組み始めたので、農業農村地域の情報利活用とそのインフラについて基本的な動向としくみを勉強する部分に多くの時間を使いました。したがって、自身の研究分野における問題解決について、問題の分析は進められたものの、その解決策の具体的な内容にまで十分に踏み込むことができませんでした。ほかの発表や意見を聞きながら、今回の発表はアイデアベースのもので、現実に落とし込むための具体案の提案やそのための実証実験がまだまだ不十分だと強く認識しました。イメージを持ちつつ、小規模でもできるところから、まず手を動かしてやってみる、という部分に取り組んでいきたいと思いました。

  9. 現在の農業の実情とその取り組みを知る貴重な機会でした。他の方の発表を伺ったり、様々な意見をいただいたりすることで、自身の開発するシステムが様々な場面で応用できるのではないかと感じることができました。

質問(誰への質問かを明示してください)

  1. 堀川先生へ:ご発表中の情報で、どんぐりが豊作となった次の年に被害が増えるという旨があったと思いますが、そのメカニズムがどういったものなのか、先生のお考えを時間があればお聞きしたかったです。

  2. (回答)堀川です。ご質問ありがとうございます。環境省ホームページによると、ツキノワグマの出産は1月下旬から2月上旬頃で、未熟な胎子を産んで冬眠穴の中で育てます。冬眠中1度に1〜2頭の子を出産します。冬眠前の餌のドングリが豊富であれば、母熊は子熊分も含めて体内に栄養を十分蓄えられるので、冬眠明けの子熊の生存率は高くなり、母子ともに健康状態も良好になりそうです。元気いっぱいの母子の熊がいる春の森は例年より危険であろうと考えられます。山菜取りに入る人に対して「今年の森の危険度!」などの注意喚起ができれば、人間もいつもより注意する、または山菜取りを控えるなどの行動がとりやすくなるのではと考えます。

  3. (岩手大の佐藤さん)食料自給率の低いビール麦に着目した理由が気になりました.長く日本で育てられ,栽培環境も適している米や大豆の方が育てやすそうだと感じます.

印象に残った発表(事後)

  1. 石橋さんの発表がコスト縮減の執念とクラフトマンシップを感じるもので熱を感じました。

  2. 「IoT活用による登山道整備・管理の省力化」 部活動の関係で自分が頻繁に山に登ることもあって印象に残りました。冬山では雪崩が起こりえますが、その発生は積雪の状況が深くかかわっています。意見になってしまいますが、気温や風速なども測定できれば、入山する前に雪崩リスクに気づくことが可能になり、事故を未然に防ぐことができるのではないかと考えました。(通常雪崩リスクを見積もる際は、近くの気象観測点のデータや天気図などから判断するしかなく、現地のデータが取れるということは大変大きなメリットになります。) 登山道の整備は大変な仕事だと思うので、このシステムにより登山道の荒廃状況が簡単に分かるようになったら良いと思いました。

  3. 加藤さんのご発表は、これまでの未来図の成果と、それを受けた加藤さんのこれからの研究の拡がりが繋がって見えて、とても印象に残りました。手を動かすこと、現場に行くこと、いろいろな人と議論すること、それらを丁寧に加藤さんが頑張ってきた軌跡を強く感じました。

  4. (岩手大の森田さん)スライドの山道の写真について,思ったよりボロボロになっていて,登山道整備の重要性がより感じられました.

  5. 勉強会の趣旨に「電力と通信インフラが整備されていないような………」とありますが、加藤さん・石津さん・三村さんのご発表は、電力と通信インフラの両方の課題を見事にクリアしつつ現場とやりとりしながら地域の振興につなげており、印象に残りました。

  6. 当日の発表でも意見させていただきましたが、多くの方の発表の中で「既存の機器のコストの高さ〜」という課題が共通して挙げられていましたが、実際に事業として機器を開発し売買するとなると、顧客数が少ないため、単価を上げざるを得ないのかと思います。 供給価格を引き下げるためには、機器の汎用性を高め、より多くの需要を獲得する≒供給量を担保する必要があるのかと考えました。難しい…!

  7. 柳田さんらの、無人販売システム「コネクテナ」の発表が印象に残っています。無人販売という、少しニッチだけれど今も続いている販売の方法について、現代社会におけるメリット・デメリットを踏まえたうえでアイデアを考えていたのが面白いと思いました。発表後の意見にも出ていたように、過疎地域、都市部など、どんな地域でどのように活用されるのが良いのかは、既存の無人販売の分布や利用の実態を調べながら検討する必要もあるかなと思いました。

  8. 加藤さんの発表にて実地における実証データと様々な意見交換の重要性を感じました。ESP32を利用した土壌水分センサは今後着手しようと考えていたところでしたので非常に参考になります。

その他(自由意見)

  1. 飲料メーカーのDX部門長の話で、「DXを推進するには、事業部門は自部門100%・デジタル部門0%、デジタル部門は事業部門0%、デジタル分野100%ではうまくいかず、事業部門もデジタル分野への理解を30%、デジタル部門も事業分野への理解を30%プラスし、相互理解することで成功確率が上がる」と聞いたことを思い出しました。 本日の議論を聞いていて、デジタル分野の現場ニーズをうまくすくいあげられるような人材が育っていると思いました。その人材がニーズを持っている農家さんと連携できたりすると、農業分野のデジタル化がより進むのかなと思いました。

  2. 私が見た実業界の例では,LPWA通信機器としてこの機器(https://www.maspro.co.jp/prod/SGCEA3/)を使う例が多かったです。 採ったデータをクラウド上で集約するサービス(https://www.nihonsoft.co.jp/sofinetcloud/service.html)もあり,既存のモノは使えばいいので,その上で,なんのセンサーを使って,どんな情報をどうやって集め,どう料理するかという部分は最も大事かなと思います。

  3. 未来図の企画がこれで終わるのは、とても残念ですが、未来図Iからのアーカイブから見返していると、とても楽しく、資料的な価値を感じております。企画・運営を頂き、参加させて頂きましたこと感謝申し上げます。

  4. 私の卒業研究の指導教員の先生(専門は水利)は東大出身で岩大に奉職された時期もあるのですが、東京大学と岩手大学のビール関係のご発表を拝見して、その先生から教えていただいたビールと水の話が懐かしく思い出せれました。ビール作りには水がとても大切で、水量だけでなく、作りたいビールにとっての良い水質の見極めが重要なのだそうです。ビールメーカーの取水地点(堰や採水地)に対するこだわりや執念はすさまじいのだという教えでした。今回は、発表内容とも異なりますし、オンライン懇親会でもお聞きできませんでしたが、機会があれば、ご発表や懇親会等で水についてもお話をうかがうことができればうれしく思います。

  5. これまではIoTの導入による作業の効率化のみを考えており、それらが農家の方々の立場では需要がなかったり、実現可能性が低いことが往々にしてあると気づかされた。

  6. 特に誰か個人に対するものではありませんが、大学生という身分上、現在取り組んでいるプロジェクトをいつまで継続するのかが気になりました。(就職等々との兼ね合いもあるため) また、事業化まで行えそうな発表内容も多々あったので、事業化支援を目的とした予算(NEDOなどの)の獲得を目指してもいいのかなと思いました。

  7. たくさんの方々の発表を聞いて、アイデアを現場に適応する際のコストや実装可能な環境の条件などの課題点を、自ら手を動かしながら拾い上げることが、重要だと感じました。

  8. IoT技術の延長としてエッジコンピューティングに着手できることを目標としたいです。

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Update by mizo (2024.3.11)